クラシカルな雰囲気を出すためには、メーター系はスミスで決まり。中太号に習い、彼から譲っていただいた”クロノメトリック”を奢ります。
ドライサンプ用のオイルポンプに付けたタコドライブよりメーターパネルに向けてクロノメトリックのタコメーター用のラインが入ります。
アンメーターは不要と考え、そこには油温計を追加します。
エランのシリーズ4はロッカースイッチですが、このトグルスイッチに憧れていました。この個体はイグニッションスイッチがステアリングコラムの下側に枝のように出ています。鍵を頂いていないのでこれは使えません。イグニッションも雰囲気のボタンタイプにしましょうか?
エランレストアのときに蓮車親父さんに譲っていただいたイグニッションスイッチがあったのを思い出しました。これを使いましょう。
この個体には助手席の前にキルスイッチがついています。サーキット走行を楽しまれたのでしょうか?
材料屋さんで2017Sのアルミの板を購入し、なべちゃんに切り出してもらった新しいメーターパネルです。
余分な穴を開けないようにして雰囲気を作ります。これからビニールレザーを張ります。
いったんは自力でビニールレザーを貼りましたが、できが悪く却下。
写真のようなやや硬いビニールの膜に癖をつけて張り替えることになりました。
写真のような接着剤をヘラで伸ばして沢山のクランプを使って慎重に貼り付けます。
ハザードスイッチ、シガーライター電源、ETC用電源はパネル左下に、ワーパーモーターステーからアルミ板でステーを取り出して設置することになりました。
3次元の空間的な設計で苦労しました。リンクル塗装して雰囲気を出しています。
メーターやスイッチ類を取り付けて、配線をしています。
ステアリングは対候性を考えオリジナルを用い、ボスは盗難防止にクイックレリーズとしようと思っていました。
オリジナルのステアリングには11時の方向にひどい傷がありました。前オーナーが修理したらしい跡がありましたが、アドペーストで補修しました。一安心していると、どうもサイズがやや大きい感じ。オリジナルは13インチですが、11ないし12インチがよさそう。
ということでクラシカルなステアリングを探しました。大好きなナルディには小径のステアリングがないので、シングルシーター用の黒、12インチを注文しました。
写真右は装着状態です。シートに座ると、私は手が短いせいかステアリングが遠くに感じられたので、5cmのボスをアルミ削り出しで作りました。
シートは悩ましいところのようですが、身長が約180cmの nomi にはオリジナルのままでぴったり。イギリス人の平均的な体格でよかった!
よく見ると、シートの縁や内装の縁には赤いトリミングがあります。真っ赤な内装であったクラシックセブンの名残でしょうか?
シートベルトはなんとも乗用車的な3点のタイプです。少しレーシーな4点のものが良いか?