ガーリング製のフロントブレーキはエランと共通です。オーバーホールしパッドはガルフォースに交換しました。写真右のように、二つに割ってブラストして亜鉛メッキに出しました。新品同様になります。余分に映っているキャリパーは前期のもの。スットクです。
ブレーキラインはマスターを新品に交換しシングルとしました。この時代のセブンはダブル。
メッキから帰ってきました。まばゆいばかりにピカピカです。
二つに割っているのでピストンの挿入は楽です。ダストカバーをつけて組み立てます。二つに割った間にシールを入れボルトを規定トルクで締めると形になります。
アールズのフィッティングを取り付け使用に備えます。
ブレーキ ロータはブラストして、メッキに出しました。ハブもブラストして粉体塗装して組み付けです。
ブレーキ ローターがメッキから帰ってきました。パッドが当たる部分はすくにメッキがはがれるそうです。
シングル化に伴う小変更と点検です。左の写真の左がブレーキ、右がクラッチのマスターシリンダー。保安部品なので右の写真の新品に交換します。
コネクターなども新品に交換します。フロントブレーキの配管を仮組します。
マスターシリンダーやペダルを組み。油圧式のブレーキランプスイッチを取り付けた5ウエイ式の配管分岐です。
諸般の事情で1週間作業をお休みしている間にフロントブレーキの配管が見事に終了していました。美しい仕上がりをご覧ください。
最後にボディ側のリジッドな配管とキャリパーの間のフレキシブルな部分をつなぎます。写真左はステアリングを左右に切って配管の長さを見ている様子です。右の写真は決定した長さで、アールズのパーツを使って黒の配管で作製し設置した図です。
写真左はトンネルを通してリアーまでパイプを引っ張った様子です。ここに、次に述べるホーシングへの配管を接続します。
ホーシングが降りている状態でリアーブレーキの配管の更新です。
右はフレア工具で既にブレーキ配管用のオスネジを取り付けホイールシリンダーと接続し、全体の形を曲げながら整えているところです。
左の写真は前方よりトンネルを取ってきた配管を受けるホースでこの部分のみデフの動きにあわせる必要があるのでフレキシブルです。
右は細かいところを除いて、リアー側の配管がほぼ終了したところです。
ホーシングを搭載すると、ボディー側の配管とホーシング側の配管を接続します。
これでリアーブレーキの配管は完了です。
パーキング ブレーキのシステムは走行中に操作不可能で、ジムカーナなどでは不利ですがこのままとします。マツダのワークスドライバーであった故 増田氏はサイドブレーキをまったく使わないジムカーナチャンピオンであった由。
レバーは古い塗装を落として、粉体塗装に出します。
粉体塗装から帰ってきたパーツを組み立てます。
右はリアーブレーキ側の操作系です。左のハンドルレバーと右のリンクまでの間はワイヤーで、リンクとブレーキシューまではさらに複雑なリンクで繋がります。
ここでまた一工夫。ハンドルの取り付け角度が悪いので、ハンドルがスカットるルギリギリになってしまい、操作が非常に困難です。最初の写真のように前オーナーはハンドル強く曲げて対応していたようですが、こうするとロック解除のボタン操作に引っかかりが出やくなります。なべちゃんと相談しながら、取り付けの角度を少し変えるべく穴を開けなおして解決しました。。
ホーシングのリンクとブレーキドラムのリンクを接続しました。あとはハンドルからホーシングまでのワイヤーをセンタートンネルを通して繋げばOKです。