エンジンの出力があがるので少し不安ですが、オリジナルのラジエターをレストアして用います。
オリジナルのドラエモンのヘリコプターのようなファンは撤去し、前オーナーがすでに設置されている電動ファンをレストアして用います。前オーナーが設置されたオイルクーラーがちらりと見えます。
ノーズをはずしてよく見ると、サーモスタットのセンサーらしきラインがラジエターに入っています。エランで体験済みなので、自分で水温計を見ながらスイッチのオン オフを行うようにしたいのですが、これを生かすかも。引き込み型のファンです。かなり厚みがあるので、スペース的に問題あれば考え直します。
解体のときに古いファンの取り外しに苦労しました。おかげで電動ファンを新調し、ホンダ無限から取り寄せたシビックタイプR用のサーモスイッチ(オンの温度が比較的低い78度でネジの形式が同じ。)を用いて自動的にスイッチが入るように変更します。ファンはヤフオクで購入した汎用品でなんと3000円もしない!
なべちゃんはスイッチの取り付けもラジエターの下側に変更するとのこと。考察が必要です。
ステアリングラックを変更したため、12インチのファンは到底取り付けられなくなりました。このファンはエランに使うことにして、8インチのファン2個に変更となりました。写真左は仮にラジエターやオイルクーラーを設置して検討している様子です。オイルクーラーもスタビの取り付けなどの影響で少し前に出さないといけないことが判明しました。
8インチのファン2個は12インチ1個より効果が大きいことが中太セブンで経験されているので安心です。
ノーズコーンを変更しているので、ラジエターのシュラウドとノーズの隙間を調整する必要があります。少し削り小さくする必要がありました。
二つのファンを並べて、ボディーとの干渉を観察し写真左のような位置であれば取り付けできることを確認しました。
このファンの取り付けは基本的にはタイラップで行うように設計されているようですが、コアに負担が掛かり、穴も開くことからキャンセルし写真右のように外側からステーを作って取り付けるようにしました。中側は作業性も考えてまた別のステーを作ります。
ラジエター後方のシャーシとの狭い隙間にファンを設置するので、ステーは作業性を考えて写真のように工夫しました。後ろ側からファンにM6ネジでステーを固定し、2個のステーを中央で連結してピロ付きのバーでシャーシに固定します。
実際に作業してみました。
ラジエターをシャーシに固定するステーも作りました。写真は試作品でこのステーにファンを固定する中央のステーを接続する構造です。
エランではエンジンヘッドからラジエターへのアッパーホースの中央にスワールポートを設置できますが、セブンではスペースに余裕がないので一旦後方に取り出し、スワールポートから前方にラジエターまでアッパーホースをつなぎます。
写真右はスワールポートからラジエターをつなぐパイプですが、両サイドが異径のため径の違うアルミパイプを途中で溶接して作ってあります。
写真右はエラン用のロアーホースからラジエター下端の流出口までのつながる予定のホースの配置を示します。この途中に水温センサーを咬ませます。